新規事業・市場の選定
エンタメ小売 海外進出戦略 — データで意思決定する市場選定
複数軸のスコアリングで市場選定マトリクスを作成
業種・関与国内大手エンタメ小売チェーン · 小売/エンタメ · STRATEGY · MARKETING
分析対象市場
アジア主要国支援期間
約1年成果物
市場選定課題
日本のエンタメ小売は IP・キャラクター文化を核に国内で磨き込まれたビジネスモデルだが、海外展開は国ごとの IP 人気度・可処分所得・小売文化の差異が大きく、「どこに、どの規模で、どのスキームで出すか」の判断が極めて難しい。従来の海外進出調査レポートは定性情報中心で、経営会議で議論できる定量根拠に乏しかった。市場選定の根拠をデータで構築することが事業意思決定の前提になる局面だった。
コンテンツ IP の人気度と小売業態の適合度は国・都市ごとに大きく異なり、従来の海外調査レポートだけでは意思決定の根拠に乏しかった。
- 国ごとに IP 人気度・観光客在住人口・可処分所得・競合構造が大きく異なり、単純な市場規模比較では優先順位が付かない
- 進出スキーム(直営・FC・JV・ライセンス)ごとに初期投資と回収曲線が異なり、市場選定と同時に議論する必要
- 現地パートナー評価は定性情報に偏りがちで、投資判断の根拠として取締役会に出すには客観性が不足
- 従来の海外進出調査レポートは 100 ページ超の定性情報で、経営会議で議論できる 1 枚要約に落ちていなかった
アプローチ
IP 人気度データ、観光客・在住人口、既存小売競合構造、進出スキームの 4 軸で市場スコアリングを実施。経営会議で議論できる 1 枚の市場選定マトリクスを作成し、優先市場と進出モデルを提示。
- 01
Phase 1
4 軸スコアリングモデル構築
IP 人気度データ(SNS・検索・配信指標)、観光客・在住人口、既存小売競合構造、進出スキーム別初期投資の 4 軸でアジア主要市場をスコアリングするモデルを構築。
- 02
Phase 2
現地パートナー評価フレーム
現地パートナー候補の財務・実績・ガバナンス・送金体制を定性情報を構造化して評価。市場選定モデルと接続し、「市場 × パートナー × スキーム」の組合せで意思決定材料を揃える。
- 03
Phase 3
経営会議用 1 枚マトリクス
4 軸スコアリング結果を 1 枚のマトリクスに要約し、優先市場・次点市場・保留市場を可視化。各市場の進出スキーム推奨案と初期投資規模を併記。
- 04
Phase 4
意思決定伴走と実行支援
経営会議での議論に伴走し、想定される論点を事前に整理。選定された市場について進出スキーム詳細設計と現地パートナー選定プロセスを支援。
成果
約 1 年で 4 軸スコアリングモデル・現地パートナー評価シート・経営会議用 1 枚マトリクスを揃え、優先市場と進出スキーム推奨案の議論が経営会議で可能な状態に到達。選定された市場については進出スキーム詳細設計と現地パートナー選定プロセスまで伴走し、支援フェーズ終了後もスコアリングモデルが社内で追加市場の評価に再利用される資産として残った。
- 01
アジア主要国を対象とした市場選定マトリクスを 1 年で完成させ、経営会議で議論可能な定量根拠を整備
- 02
IP 人気度・人口・競合・スキームの 4 軸スコアリングモデルにより、従来の定性レポートでは不可能だった客観比較を実現
- 03
現地パートナー評価を定性情報から構造化評価に移行し、投資判断の客観性を確保
- 04
市場選定・進出スキーム・パートナー選定を一体で議論する経営会議フォーマットを確立
学び
- エンタメ小売の海外進出では IP 人気度・人口・競合構造の 3 要素が揃う市場が稀で、優先順位付けには多軸スコアリングが不可欠
- 進出スキーム(直営・FC・JV・ライセンス)は市場特性とパートナー候補の組合せで決まるため、市場選定と切り離さず同時に議論する
- 経営会議向け資料は「100 ページの定性レポート」より「1 枚のマトリクス + 論点整理」が意思決定を動かす
応用できる領域
日本発のコンテンツ・小売・サービス業の海外進出戦略全般(エンタメ小売・D2C ブランド・食品・コンテンツ配信)。IP・ブランド要素を持つ事業の国・都市別優先順位付け、進出スキーム選定、現地パートナー評価を一体で支援する局面に応用可能。
役割・成果物
海外戦略担当役員直下の外部アドバイザーとして、市場選定・進出スキーム設計・現地パートナー評価を一体で支援する立ち位置。従来の定性レポート中心の海外進出調査を定量スコアリングで再構築し、経営会議で議論できる根拠資料の設計責任を負う役割。
- 01
アジア主要国を対象とした 4 軸スコアリングモデル(IP 人気度・観光客在住人口・競合構造・進出スキーム別初期投資)
- 02
現地パートナー評価フレーム(財務・実績・ガバナンス・送金体制の構造化評価シート)
- 03
経営会議用 1 枚市場選定マトリクス(優先市場・次点市場・保留市場の可視化フォーマット)
- 04
進出スキーム詳細設計テンプレート(直営・FC・JV・ライセンスの組合せ判断ロジック)
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